お久しぶりです。
約1年ぶりのブログ更新。まったく更新していなくても人は訪れていてくれたようで、嬉しい限りです。

前回のブログにも書いたように、子どもが生まれてからは全然山に行けない生活で、ストレスが溜まっていました。
しかしものは考えよう。
子どもが小さいので勝手気ままに行けないのであれば、子どもも連れて行けばいいじゃないか!ということでベビーキャリアを導入することとしました。

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安定のモンベル。赤いストラップが派手だけど、背面長も調整できるし荷物は結構入るし、何より安い!
ふるさと納税の返礼バウチャーを駆使して入手しました。

これで準備は万端!と言いたい所ですが、何せ1年以上振りに山に登るので、筋力体力諸々の不安が…。
そんなわけで、まずはかなりの低山からお試しハイクです。

今回登る山は尾張富士。国宝犬山城で有名な愛知県犬山市にある標高275mの山です。
石絡みで有名な山なのですが、このブログでは省略(笑)。

今回の靴は剛性を考慮してローンピーク 3.5のミッドカット。ソールが硬く、重い荷物でも安心でした。



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登り始めは結構な急登。途中に有名人からの献石がいくつかあります。
これは王貞治さん。

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八百比丘尼のなんか伝説があるらしい。

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いきなり13kgくらいを担ぐのやっぱりキツイ。
子どもの安全のためにも、バランスを保つポールは必須…。

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そんなこんなで頂上へ。

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眼下には日本最大の池らしい、入鹿池。
明治村はすぐ近く。

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山頂で子どもに昼ごはんを食べさせ、自分もサンドイッチをほうばる。
この感じ、ホント久しぶり…。

下りはさらに慎重に。

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ゆっくりゆっくり登ったおかげか、筋肉痛にはならず。
やっぱり山は楽しいね。

子どもが生まれると男は誰しもカメラマンになる、とは言い過ぎかもしれませんが、
やっぱり我が子を綺麗な写真に残したいと思うのは自然といえば自然ですよね。
で、例にもれず自分も人生初の一眼レフカメラを手に入れました。


機種はNikonの入門機、d5500。小型で軽量なカメラです。
寸法:124×97×70mm
重量:470(本体)+195g(キットレンズ18-55)

カメラ好きの人からしたら大したことのないスペックのカメラかもしれませんが、初心者なので充分すぎるほどの機能。
そしてカメラ、難しいですね!

で、カメラを外に持ち出すことも多いのですが、そういったときはやっぱり保護のためにカバンに入れたいもの。
そう思ってカメラ用のカバンを探し始めたのですが、これがまたダサいのばっかり。
レンズが何本も入る大袈裟なのは要らないし、もう少しカッコイイのがないのか?と探した結果、とりあえず候補としてPaagoWorksのスイングやフォーカスが挙がりました。

でもね、なーんか違うんですよね。
モチロン機能は素晴らしいし、作りもよく考えられてる。
水濡れにも強いみたいだし。
けど、なんとなく決め手に欠けるんです。

で、そんな時にRawlow Mountain Worksさんがタビチビトートにセットするカメラキットを開発していることを知り、ピンときました。

Rawlow Mountain Workといえば、去年の10月のHang Outでザックを背負ってみてからずっと気にしていたメーカー。
Tabitibi Toteも気にはなっていましたが、サコッシュいっぱいあるしなー、とガマンしていたものです。

4月のOff the gridで先行発売された後も使用感などのレビューが出てこないか見ていたのですが、なかなかこれといったものが出てこない。
そうこうしているうちにWebストアで販売が開始されたのでポチッとしました。

届いたのがコレ。

ナイロン製ケースの中に、保護パッドが2つ。


中に入っていたのはこれだけ。
これをどうすればTabitibi Toteの中に入れればいいのか?説明書のようなものが何もないのでわからない…(今は取説付いてるらしいです)。

そしてこのナイロン製ケースは簡易的なサコッシュとしても使えるようです。
ちなみに中は一気室。特に変わったギミックはありません。



で、この時点で実はTabitibi Toteそのものをまだ未入手でした。
そんなときにタイミング良く、愛知県のmooseさんでポップアップストアが開催されるとのこと!
早速行って手に入れました、Web限定のネイビー!


Tabitibi Tote自体のレビューはそこら中に溢れているのでここでは省きますが、ホントよく考えられた作り。縫製もキレイでプロダクトとしての完成度は抜群です。

で、やっとカメラキットを装着。とりあえずインスタとかの画像を見まくって、取り付け方を把握。

まずはパッドの組み立て。
下側に入れる方は畳んで二重にし、付いていたマジックテープで挟むようにして固定します。
周りを保護する方は最初からマジックテープが付くべきところに付いていたので、切り込みに沿って立体的に膨らます感じに。



まずはこれを中に入れます。


Tabitibi Toteの内側に白いパイピングがあるので、そこに沿って中に押し込み、最後にそのパイピングで抑える感じに。


あとは下側用のパッドを入れるだけで完成です。


さらに、ストラップをカメラキットに付いていたストラップに交換。
Tabitibi Toteに付いていたストラップは15mm幅で細いため、重いカメラを入れると肩に食い込みやすい。
そのため、カメラキットには倍の30mmのストラップが付いており、交換出来るようになっています。


レザー補強されており、見た目もよし。


で、やっとカメラを入れてみました。
うーん、スカスカ(笑)


カメラを入れる向きにもよりますが、レンズもう一本くらい余裕で入ります。


保護パッドは底面で10mm、側面で5mmのため、完璧とは言い難いですが、ちょっとした衝撃からはしっかり守ってくれそうな感じです。

防水性という面ではTabitibi Toteのボディ側が防水生地ではないので、そこは気をつける必要がありますね(多少の雨なら問題無さそうですが)。

あと、パッドを入れることによりマチが最大の14cmで固定されるため、肩にかけたときに体から出っ張る形になります。
これが案外大きいので、着用時は少し気を使わないといけないところですね。

Tabitibi ToteとTabitibi Camera Kit、両方買うとなかなかのお値段になりますが、どちらも単体で使えることを考えればそれほど高くないと思います。

なによりとってもカッコイイので、カメラ初心者としては満足のいくプロダクトでした。

登山を始めるときの三種の神器としてよく言われるのが、ザック・登山靴・雨具の三種類。
その中でも雨具は上下セパレートの透湿性をもったレインウェアが必須と言われています。
実際、稜線上の上下左右から雨に降られる場合や、風が強く吹いている場合にはそれが最適であることに疑念はありません。

しかし、低山の樹林帯や風がないときは、傘が有用となります。
レインウェアは「雨が降りそうだな」と感じたとき、もしくは降り始めてから着る必要があるため、結局降らなくて暑い思いだけをしたり、着ている間に雨で濡れてしまうこともあります。
それに対し、傘であればサッと取り出して拡げるだけで一定の雨は防げることになります。
また、テント場に着いた後、トイレや山小屋に行くときにいちいちレインウェアを着るのは面倒ですが、傘があればとても楽です。
その他にも、雨が降っていないときでも日傘代わりに使用することで、直射日光による体力消耗を減らすことができます。

そんなわけで使い方によってはとても役に立つ傘ですが、登山する人によっては使用に対して否定的な意見を聞くこともあります(例えば、片手がふさがるから危ないとか)。
と言っても結局使いどころと使い方の問題だけなので、最初から否定するのではなく、適材適所で使ってみるのがいいんじゃないかなと思っています。

前置きが長くなりましたが、上記のことにより、自分は登山で使用する傘に対しては肯定的な考え方をもっており、実際微妙な天気のときは傘をザックに挿して登っています。

UL界隈では古くはゴーライトのクロームドーム、ゴーライトが倒産してからはユーロシルムやSix Moon Designsのシルバーシャドウなどの銀色の傘が定番です。


銀色以外の傘ももちろんありますが、遮光性についてはやはり銀色のタイプの性能が高く、日光の下で比較すればその涼しさにびっくりするほどです。

自分はユーロシルムのスウィングライトフレックスアンブレラという、メーカー公表値が重量207g、長さ64cm、広げた大きさ100cmの傘を使用しています。


肩掛けできるケース付き。

この傘は堅牢性をウリにしており、その性能を誇示するかのような面白動画をアップしています。


この動画、確かに凄そうな傘に見えるのですが、ハッキリ言ってそこまで凄いものではありません。
というのは、自分の傘はすでに骨が1本折れてしまっているからです。
折れた経緯としては、畳んだ状態から拡げようとしたとき、骨同士が引っかかったようでそのままポキッと。
こんな簡単に折れてしまうのか…と嘆いたものです。
安い傘ではないので自分で修理してそのまま使っていますが、シルバーのコーティングもハゲやすくちょっと微妙な製品だなと感じていました。

今回この記事を書くにあたり、重量の実測値を確認してみると、あれ、、、重い、、、。


ちなみにケースも測ってみましたが、60gありました。
さらに広げた時の直径を測ってみると、94cm。ん?小さい??
ますます微妙な気分になってしまいました。

そんなわけでもう少しいい傘がないかなと調べていたときに見つけたのが、モンベルの傘でした。

昔からラインナップされていましたが、2016年に大幅なアップデートを果たしたようで、種類も豊富になっていました。
現在のラインナップは下記のようになっています。
(モンベルのページより)


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モンベルの傘は全て折り畳みタイプで、全長が短いことが特徴です。
ザックの横に挿すにも、中に収納するにも小さいほうが引っかかり等もないのでこれはとてもいいこと。
いかにもUL的なスタイルから脱却できるのもナイスです。

そして登山に持っていく傘としては、やはり重量を見逃すことはできません。お守り的な意味合いで持ち歩くため、軽いに越したことはないのです。
モンベルの傘の中で最軽量は80g台のものがありますが、径が小さい(88cm)のと骨の本数が少ない(6本)ことから、山で使用するには頼りない感じです。
そのため、日傘代わりに使用することも考えてやはり銀色のサンブロックアンブレラを購入することにしました。


ユーロシルムのスイングライトフレックスが重量207gに対しこちらはメーカー公表値が178g。十分軽量です。
しかも、壊れてもモンベルで修理可能!さすがです。
さらにお値段ですが、前者は7776円に対し、後者は4860円です。お安い!

で、重量を実測。


収納袋を外すとこんな感じ。


まぁ、誤差の範囲かな。
広げた内側は真っ黒。
直径は実測値96cmで、ユーロシルムより大きい。


両方の長さを比較するとこんな感じです。モンベル、ちっさい!


ザックの横に挿すとこんな感じ。




そもそもハイクに行けていないのでまだ実際には使用していませんが、とてもいい感じです。

この銀傘、2016年に発売された当初はすぐに売り切れてしまいましたが、現在であれば在庫もあるので抵抗ない方はお守り代わりにおひとついかがでしょうか?

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