その2からの続き。


これで雄山、大汝山、富士ノ折立からなる立山をクリアした。
ここからは大走りルートで雷鳥沢へ下山するのみ。
でも、稜線から大走りへの分岐を少しだけ通り過ぎれば真砂岳のピークも踏めるようなので、向かうことにした。

富士ノ折立から100m以上を短い距離で下るため、それなりの傾斜。でもその先にはTHE 稜線!


左側はがっつりガス。しかし右側には2013年に氷河認定された内蔵助カールが広がる。


ここは歩くのがホント気持ちよかった。もっと続けばいいのに、すぐに終わってしまう。


大走りへの分岐。


近くに簡易的なルート表示があった。それによると真砂岳のピークを踏んだ後、同じ道をここまで戻らなくても大走に直接繋がるルートがあるみたい。
山と高原地図には載って無いやん。

真砂岳に行くには少しだけ登り返しがある。
その登ったところのトレイル脇で休憩。内蔵助カールを見ながらラーメンを食べた。

そこからすぐに真砂岳に着く。頂上に標識は無く、寂しい感じ。左側奥には内蔵助山荘があるが、そこには寄らず、来た道を少し戻る。


大走りルートに合流するルートは地図に無いのが不思議なくらい明確だ。
ガスったり晴れたり、天気の変わり具合が忙しい。


雷鳥沢キャンプ場までは600m程の下り。このルートは平坦なところがほとんど無く、それなりに急坂なので、コースタイムは登りが2時間半、下りが1時間20分というのは納得。

本当の大走りルートとの合流箇所までは、真砂岳の斜面をトラバースしていく。

時折ガスですごく暗くなるけど、雨が降らないのは助かった。


下りてきた方向を見るとやはりガスの中。


一心不乱に下りていく。


地図上で 整備不良 と書かれていた場所はとくに問題無かった。それどころか、かなりしっかりした道だったと思う。



山はまさにお花畑。色とりどりの花が咲いていた。



といってもそれほど興味はなく(笑)

やっとキャンプ場と同じ高さまで下りてきた。
その前にちょっとだけ雪渓遊び。



ひんやり感を楽しみ、さぁ戻りますか!


キャンプ場に着いたらすぐに撤収開始。出発時には朝露と結露で濡れていたテントもカラッカラに乾いていた。
グランドシートに使ったSOLのエマージェンシーシートの地面側はまだ湿ってたけど、そのまま片付け。

このキャンプ場、結構地面が固く、ペグがかなり抜きづらかった。これなら石にガイライン繋げばよかった。反省。


お世話になったキャンプ場を後に帰路へつく。やっぱりこの地味な登り坂がキツイ…。
大走りルートを下りている時から話していたのは、「絶対みくりが池温泉でソフトクリームを食べる!」ということ。
それを目標になんとか進む。

で、到着!


生き返る〜!喫茶室でゆっくりさせてもらい、体力も回復。
でもここから室堂は目と鼻の先。


ちょうどバスの時間に着いたので、お土産もソコソコに乗車。帰りのバスは補助席を使うことなく、ゆったりと座れた。

美女平につくと人がいっぱい。ケーブルカーに乗れるのは室堂で渡された整理券の番号が呼ばれてから。


20分ほど待ち、ケーブルカーで立山駅へ。
そこからまた900m先の駐車場まで歩き、今回の旅は終了した。

距離は短いハイクだったけど、3000mクラスの稜線を歩き、それほど天気も崩れることが無かったのは本当に良かった。

やっぱり夏山は最高!