2015年03月

最初に買ったクッカーはプリムスのライテックトレックケトル&パン。
ハードアノダイズド加工済みアルミ製、内側ノンスティック加工済み。要するに硬くて磨耗に強く、耐腐食性があり、焦げ付きにくい加工がしてあるもの。

250サイズのガス缶とP-153が収納出来るし、使い勝手もいいので特に不満無く使用してきた。


アルミは熱伝導率が高いから、ご飯も焦がさずに炊ける。実際試してみたこともあるし、それなりにうまいこと炊けた。



ただ、使っているうちにだんだんと不満な部分が出てきた。

まず、フタ代わりのフライパン。これ一回も使ったこと無いです。もともと山での食事には結構無頓着で、カップラーメンやアルファ米で満足しちゃうタイプ。わざわざこんな小さな、ウィンナー数本しか焼けなさそうなフライパンを使うというタイミングがなかった。
フタ代わりにしても、微妙に隙間があって熱気が漏れるのが気になる。

次に、内側に目盛りがないため水量がわかりにくい。満タンで1リットルだけど、目分量では計り辛い。

さらに、重量は280gある。
ガスストーブとガス缶を収納して計ったら800gくらいでした。


もしこれをガスストーブからアルコールストーブにして、クッカーをアルミからチタンに変えたらどれくらいになるの?と考え出してしまった。

で、タイトルのこれを入手。


エバニューのチタンウルトラライトクッカーセットS。
ECA251R(600ml)とECA252R(900ml)のクッカーがセットになったものです。それぞれ単品でも買えるけど、ちょっとお得だったのでセットものを。

これを選んだ理由として、
熱量の効率は、手持ちのプリムスのような縦型クッカーより、横型クッカーのほうが火の当たる面積が広いため良くなる。アルコールストーブを使うなら少しでも効率が良いほうを選んだほうがいい
と考えたから。

また、内部に目盛りがあり、水量がわかりやすいのもポイントだった。


ECA251R(600ml)の目盛り

ECA252R(900ml)の目盛り

ガスなどの収納性は縦型のほうがいいので、横型クッカーはあまり種類がなく、軽量チタン製となるとほぼこれくらいしかない。

ちなみに600mlのものは95g、900mlのものでも115g(ともにフタ付き)。
チタン、軽い!
ただ、熱伝導率は良くないので、ご飯を炊くことは難しくなる。
まぁ、前述の通り山では料理自体ほぼしないし、やりたくなったらプリムスの持っていけばいいや、ということで。
これでも大きい方なら鍋とかも出来そうだし。



さて、大きさの比較。
小さい方は大きい方にスタッキング出来る。




大きい方には110サイズのガス缶とガスストーブが収納出来るけど、小さい方は無理。フタが出来そうで出来ない。フタの取っ手が付いている部分が内側に凹んでいるので、それが邪魔になる。



小さい方にアルコールストーブとライターをセットしてみる。


すごいコンパクト。フタも問題なし。



メッシュの収納袋に入れても230g弱。
これまで使っていたセットの重さと比べると、なんと570gの差!
軽い!

ゆったりハイクのときはこのセットで楽しもうっと。

やっと暖かくなって雪も溶け始め、春山シーズンがやって来ました。雪山をやらない自分にとっては、待ち遠しかった季節です。

といっても標高が高い山にはまだ雪が残っているため、狙いを定めたのは鈴鹿の山の中でも南の方。入道ヶ岳以南はSNSを見ている限り大丈夫そうだったので、まだ行ったことのなかった仙ヶ岳〜宮指路岳を周回してみようと。


こんな感じでいい天気でした。


朝起きたのは6時半。車で出発したのは7時半くらいだったけど、高速道路の案内はすでに渋滞表示…。
四日市から鈴鹿ICあたりの渋滞はどうにかならないものですかね。

とりあえず高速に乗ったけど、桑名IC出口でちょうど渋滞が始まったので、そのまま下道へ。登山口のある小岐須渓谷に着いたのは9時ぴったりくらいでした。
林道終点に大きめな駐車場があったけど、それより少しだけ下の路肩に駐車。
ただ、ここまでの林道がすごく狭くて気を使いました。


一般車で進める林道終点からしばらくはこんな感じの林道を進みます。傾斜も緩やか。



花粉がびっしり見える杉。
薬は飲んできましたが、花粉症なので見るだけで恐ろしい…。
ちなみに最初はマスクしたまま登っていましたが、途中で暑くなり外しました。


渡渉。ここを過ぎると、やっと登山道らしくなります。



水が豊富な山域なのか、かなり湿っぽい。ヒルのシーズンはヤバイかと。
でもこの苔むした感じは大好物!



このあたりで暑くなったのでフーディニを脱ぐ。
そして分岐を仙鶏尾根方向へ。



沢沿いの斜面をトラバース気味に進みます。



かなり細いところもあり、場所によってはロープも設置されていました。



そして通報ポイント5を越えたところでルートロスト。微妙にあった踏み跡に誘われて斜面を登る方向に進んだけど、怪しい雰囲気だったため戻る。
よくよくみたら沢側に下りて渡渉するルートが。



ここからはぐっと標高を稼ぐ感じの斜度。でも距離は短い。

やっと尾根に上がったのかな。
野登山へは行かず、仙ヶ岳方向へ。



すぐにまた登りへ。
優しいメッセージが。


気をつけます!
といってもそれ程でもなく。




野登山方向。


またメッセージ。


ちょっと手を使いつつ登る感じの道。


こういう感じ、好きなんだよなー。

ちょっとした岩場で休憩。出発したときは10℃くらいだったけど、このあたりで15℃。暑いため水分補給の量が増える。
天気はいいけどやっぱりこの時期は霞み気味。


ここからすぐの場所に仙の石という奇岩が。


いいバランスで立ってます。

ここからちょっとだけ戻ったところのこの標識を仙ヶ岳方向へ。


すぐに仙ヶ岳東峰への分岐を右に。仙の岩方面から来るとわかりづらいかも。


展望無しの上、標識も折れてました。




次は先ほどの分岐を左へ。
北側斜面にはたまに残雪が。でもトレイル上にはありません。



まだ先は長い。


それほどアップダウン無く、仙ヶ岳西峰に到着。



持ってきたラーメンを食べようか悩んだけど、休憩スペースがそれほどなかったのでカロリーメイトを水で流し込んで出発。
標識の右奥へ進みます。

ここからの縦走路は痩せた部分もあり、多少気を使います。




花崗岩が崩れ、砂浜のようになったところも。こういうところ好きです。
でも気をつけないとズルズル滑っていく。




ここも滑りながら左から登る。



振り返ると仙ヶ岳が写真中央奥に。随分進んできました。
しかし途中途中にある小さなピークをいちいち踏んでいくルートなため、地味に体力が奪われます。





そして犬返しの険へ。



ここを左に降りてからまた登ります。岩場とザレ場のミックスでやらしい感じ。



落ちたらやばいね。
こんなところをガッツリ降りる。



ここを越えて再度グイッと登り返し。
そこがやっと宮指路岳山頂!



ちょい雪あり。
ここでは水分補給をしつつ休憩。あとは下るだけ。
ルートはヤケギ谷コース。地図を見ると三体仏なるものと、東海展望というものがあるみたい。



小岐須(屏風岩)方向へ。

順調に下りるも、三体仏は「あれかな?」と思うような岩があったけどチラ見でスルー。
さらに下りると標識が。



東海展望って何?と思ったら、岩場でした。フラットな岩もあったので休憩ついでに景色を楽しむ。




ここからは淡々と下ります。

小走りで下りていたら途中でまたルートロスト。少し戻ったところで赤テープと遠くに標識が確認できたので復帰。
調子に乗っちゃダメですね。



下りにも結構渡渉箇所があります。
濡れないように気をつけて…。




沢沿いなので苔がいっぱい。




そんな感じでやっと登山口に到着。




久しぶりにガッツリ歩いたので、思ったより疲れました。ルートロストして無駄に歩き回ったせいもありますが…。

セブンマウンテンに比べたらマイナーなため、それほど登山者がいないせいか、トレイルが明確じゃないところがちょいちょいあったので気をつけないといけないですね。

あと、やっぱりこの時期のハイクは花粉症のせいでティッシュ消費量が激しかったです…。

SUUNTOの腕時計を最初に知ったのは10年以上前だと思います。
当時全盛だった裏原宿系のブランドであるSOTQが、ダブルネームで発売していたREGATTAというモデルでした。

同じく大流行したCASIOのG-SHOCKとは違ったスマートな見た目が気になったのですが、結局当時は購入できず。

その後、数年を経て、2006年にKHAKIのVECTORをモンベルで入手しました。
REGATTAにしなかったのは、機能的に山に関係したものが欲しかったから。
REGATTAはその名のとおりボートやヨットを乗る人のための機能が充実したモデルでした。
VECTORは高度計、気圧計、温度計、コンパスの機能があります。
ちなみに見た目はほぼ一緒。


大事に使ってきたのですが、いつからか高度計が狂い、今では自宅でも7000mを超える標高を表示する始末(調整もできない)。

そろそろ修理だそうかなー、と思っていたところ、2014年末でVECTORが生産中止の報が!
随分古いモデルになったので仕方ないですが 、見た目も機能も大好きなこの時計をもう一つくらいは予備に欲しいと思うようになりました。

で、先日ネットで正規品が値引きとポイントでかなりお安く購入できる所があり、勢いでポチッと。



色はチャコールグレー。内部のリングとMODEボタンがピンクのような紫のような色でアクセントになっています。

ていうか、2006年のものと比較して随分立派な箱になってる…。

ここで昔の箱を引っ張りだしてきてみた。



左が今回の。右が2006年の。
全然違う。




代理店はアメア スポーツ ジャパンで変わってないけど、今の方が定価は3500円くらい安くなっていました。

箱を開けた感じ。




今のは二重になってるけど、昔のはそのまま。

そして、内蔵物にも違いが。



左列が今回の。右列が昔の。

マニュアルの大きさとかも違うけど、決定的に違うのは、昔のには説明用のCD-Rが付いてたこと。
当時、これパソコンで見たなー。



本体にも細かな違いがある。

例えば、
・ストラップの長さが微妙に違う(古い方が長い)。
・本体裏のビスが、昔はプラスネジだけど今は星型の特殊ネジ。
・新しいのは本体裏にシリアルNo.が印字されているけど古いのは無い(消えた?)。
など。

これ以外にも、細かな違いがありました。



古い方はロゴも消えかけているし傷だらけだけど、新しい方と共にこれからも大事に使っていきたいと思っています。

梅雨の合間に福井県大野市にある日本百名山、荒島岳へ。


梅雨に入った6月、天気予報では午後から雨だけど、午前中はギリギリもちそうな感じ。早い時間から登り始めてさっさと降りれば大丈夫だろうと思い、まだ暗い中、高速に乗る。


九頭竜湖を越え、駐車場に着いたのは7時少し前。もともとスキー場だったとのことで、確かにそんな痕跡があちらこちらに。


立派な看板がある。さすが百名山。

空はやっぱり曇り空。天気予報はあてにならなさそうな感じ。レインウェアがザックに入っていることを再確認し、出発した。




まずはコンクリートで舗装された道を進む。なだらかなように見えて、なかなかの勾配。最初から地味にキツイ。


この道を登り終えると、今度は浮石の多いガレた道になる。



道沿いの花を見つつ慎重に登ること40分。広場に出た。



なんのモニュメントかわからない。調べてみるとどうやらスキー場のリフト跡地だったみたい。


ここが登山口ですか。
すでにここまでの急登で疲れましたよ。

ここまでは遮るものがない道だったけれど、ここからは樹林帯に入る。
この日は日差しが無かったから良かったけれど、太陽が出てたら相当暑かっただろうな…。


トレイルを進むと、すぐにまた急登。湿度も高く、汗が滴り落ちる。

少し道が緩やかになったところでブナ林に入った。


梅雨のせいか、緑が瑞々しい。
いい雰囲気。



この木の前に トトロの木 と書いた看板があった。
どこがトトロなんだろう??



所々に階段が作ってある。
階段、キツイです。
作るの大変とは思うけど…。


他のコースとの合流地点であるしゃくなげ平に到着。広々としており、休憩にはもってこい。
この先はこのコースの核心部が待ち受けているので、しっかり休んでおいた。



ここが、核心部のもちがかべ。

急登&鎖場&岩場という感じ。
鎖は使わなくても大丈夫だけど、両手両足を使いつつ進む。
気を抜くとやばそう。




すぐ横に鳥がとまった。
案外逃げないので写真を撮ってみる。

そんな出会いもありつつ もちがかべを過ぎると、展望が開けた!


わかってたけどガスってる。
目の前にはまた急登。



緑はきれいなんだけど。



ガスで白い。
偽ピークが2つくらいあってゲンナリしてきた。



山頂までもう少しっぽい!


着いた!
登山口からの標高差が1200m、距離が短い分、坂がやっぱり厳しかったな。




山頂にはこんな立派なものが。
といってもこの日はガスまみれで何も見えない。
晴れてれば白山やアルプスまで見えるらしいのだけど。



たまに少しだけ景色が見える。
けれどすぐにまた真っ白に覆われる。


頂上で行動食でお腹を満たし、下山開始。

登りより下りるときのほうが気をつけなきゃいけないことは分かっている。
なのに、水で濡れて滑りやすくなっていたもちがかべでコケてしまった。

腕から出血。土も付いてしまっている。
急ぎつつ慎重にしゃくなげ平までおりた。

すぐに水で汚れを落とし、消毒液を塗る。ガーゼを当て、テーピングで固定。

休憩していたおばちゃんが心配してくれたけど、無事処置完了!
慢心があったんだろうな。気を引き締めないと。



途中の池など。

そのあとはコケることなく進めたけれど、結構な疲労。
そして最後の舗装坂!
これを下りるときは足を踏ん張らなきゃいけないので、疲れた足にトドメを刺される。

プルプルさせながら、ハイク終了となりました。

自分の油断で怪我したのもあるけど、急登続きで疲れたハイクでした。
荒島岳はしばらくいいかな…。

ガスストーブを山で使うことにも慣れてくると、道具好きとしては他の火器も気になるもの。

となると次はやっぱり軽量化も視野に入れてアルコールストーブでしょ、ということで色々物色しました。

まずは有名どころでトランギアのもの。
(画像はサイトからお借りした)


火力調整も出来るし、消化蓋も付いてる。重量は110g。
火は上側の小さな穴からしか出ないため、ゴトクが別途必要。
でもこれは優等生すぎで面白味に欠ける。あと、ちょい重い。

次は、エバニューのチタンアルコールストーブ(これも画像はサイトからお借りした)。


チタンだけあって軽い!34g。
火が出るところが上下2段に別れているので、火力は弱くなるけれどゴトク無しでも使えるし、必要なら専用のものがラインナップされている。
日本製で仕上げが良いのもいい。

ほぼこれに決めかけていたけど、ちょうど在庫が無い時期だったみたいで暫く待つハメに。


そんな中、雑誌を見ていて目に入ったのが、T's stoveのアルコールストーブでした。



ストーブ、風防、燃料ボトルが綺麗にスタッキングされていてコンパクトに纏まっていた。

アルコールストーブは風の影響をモロに受けるため、使用するには風防が必要不可欠。それがセットになって、しかも収納性も良し。

とりあえずネットで調べてみると、どうやら日本のガレージメーカーのようで通販も可能とのこと。
しかも、結構安い。


これはいいな、ということで早速注文し、届いたのがコレ。




仕上げがとても美しい。空き缶を使って手作りしているとは思えない完成度。



本体、19.5g。


ステンレス製の風防とそれを留めるためのピン2本、26g。



60ccくらい(ボトルのくびれ部分までアルコールを入れた状態)で、54.5g。


合計、ちょうど100g。

サイトの説明では、20ccのアルコールで400mlの水を沸騰させることができるとのこと(水温や気温に左右されるだろうけど)。

てことは、60ccあれば1.2lも沸かせるのか。すごいな。

ちなみにアルコールは近所のドラッグストアで買ってきた。
燃料ボトルへ移すために、100均の化粧品用の注射器も購入。これが無いと際限なく辺りにアルコールをぶちまけそう。



早速試用。

アルコールをストーブに10ccほど入れ、少し傾ける。これでWelded Wire(=ストーブ上に飛び出ている網みたいな部分。ストーブ内部にそのまま繋がっている)にアルコールが接触し、表面張力でストーブ壁側に保持される。

この状態で外側からライターの火を近づければ、保持されたアルコールに引火し、燃焼が始まる。
(手につかないよう注意)

最初はアルコールの気化が少ないため、火の勢いも弱くほとんど見えない状態。
だけどこの燃焼でストーブ内外の温度が上がってくると気化が促進され、本燃焼が始まり、火の勢いが強くなる。




この写真、風防が上下逆だな。

音はとても静かで、微かにシューっと聞こえるくらい。青い火がシェラカップを包み、しばらくして沸騰。

思っていたよりとても簡単。


そして先日やっとハイクで使ってみた。


日中、明るい中で使うと火が全然見えない。とくに最初の燃焼時は火が点いたかどうかわからないくらい。

上側にちょっと手をかざして暖かかったので火が点いたと判断し、そのままクッカーを乗せる。その後はとくに問題なく本燃焼まで移行した。


この日は風も弱く、穏やかな晴天。
もちろんガスストーブに比べたら時間もかかるし、風に弱いなど気を使わなくてはいけない部分も多々あるけれど、時間をゆっくり使って山を楽しむためにはアルコールストーブというのはいい選択だな、と思う。

コンパクトで軽くて静か。今後も状況に応じて積極的に使っていこうと感じた道具です。

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