最初に買ったクッカーはプリムスのライテックトレックケトル&パン。
ハードアノダイズド加工済みアルミ製、内側ノンスティック加工済み。要するに硬くて磨耗に強く、耐腐食性があり、焦げ付きにくい加工がしてあるもの。
250サイズのガス缶とP-153が収納出来るし、使い勝手もいいので特に不満無く使用してきた。
アルミは熱伝導率が高いから、ご飯も焦がさずに炊ける。実際試してみたこともあるし、それなりにうまいこと炊けた。
ただ、使っているうちにだんだんと不満な部分が出てきた。
まず、フタ代わりのフライパン。これ一回も使ったこと無いです。もともと山での食事には結構無頓着で、カップラーメンやアルファ米で満足しちゃうタイプ。わざわざこんな小さな、ウィンナー数本しか焼けなさそうなフライパンを使うというタイミングがなかった。
フタ代わりにしても、微妙に隙間があって熱気が漏れるのが気になる。
次に、内側に目盛りがないため水量がわかりにくい。満タンで1リットルだけど、目分量では計り辛い。
さらに、重量は280gある。
ガスストーブとガス缶を収納して計ったら800gくらいでした。
もしこれをガスストーブからアルコールストーブにして、クッカーをアルミからチタンに変えたらどれくらいになるの?と考え出してしまった。
で、タイトルのこれを入手。
エバニューのチタンウルトラライトクッカーセットS。
ECA251R(600ml)とECA252R(900ml)のクッカーがセットになったものです。それぞれ単品でも買えるけど、ちょっとお得だったのでセットものを。
これを選んだ理由として、
熱量の効率は、手持ちのプリムスのような縦型クッカーより、横型クッカーのほうが火の当たる面積が広いため良くなる。アルコールストーブを使うなら少しでも効率が良いほうを選んだほうがいい
と考えたから。
また、内部に目盛りがあり、水量がわかりやすいのもポイントだった。
ECA251R(600ml)の目盛り
ECA252R(900ml)の目盛り
ガスなどの収納性は縦型のほうがいいので、横型クッカーはあまり種類がなく、軽量チタン製となるとほぼこれくらいしかない。
ちなみに600mlのものは95g、900mlのものでも115g(ともにフタ付き)。
チタン、軽い!
ただ、熱伝導率は良くないので、ご飯を炊くことは難しくなる。
まぁ、前述の通り山では料理自体ほぼしないし、やりたくなったらプリムスの持っていけばいいや、ということで。
これでも大きい方なら鍋とかも出来そうだし。
さて、大きさの比較。
小さい方は大きい方にスタッキング出来る。
大きい方には110サイズのガス缶とガスストーブが収納出来るけど、小さい方は無理。フタが出来そうで出来ない。フタの取っ手が付いている部分が内側に凹んでいるので、それが邪魔になる。
小さい方にアルコールストーブとライターをセットしてみる。
すごいコンパクト。フタも問題なし。