2015年03月

山でお湯を沸かしたり、調理したりするための道具であるストーブ。

最初に手に入れたのは、ガスストーブであるプリムス製のP-153ウルトラバーナーでした。

コンパクトでありながら、3600kcal/hのパワーを持っており、四本ゴトクによって防風性能をもたせた構造はよく考えられています。

登山用のガスストーブとしてはかなり定番なもので、これを買っておけば間違いないという一品。
まずは定番でしょ!ということで。



重量の実測は114g(見辛いけど)。
付いてたタグは取り外し済み。

ハイクの時には必ずザックに入れておき、コーヒーを飲んだりラーメン食べたりに使っています。



専用のガッチリしたスタッフバッグもあり、これが28g。

これにガスカートリッジが必要になります。


250サイズで新品なら370g〜400g、110サイズなら200g強。

つまり、
250サイズを使うなら、重量は合計530gくらい
110サイズを使うなら、重量は合計350gくらい
と考えておけばOK。

結構重い。
もっと軽くて小さいものもあるけど、パワー重視で。


このガスストーブを使うにあたり、

メリット: パワーが強いのですぐにお湯が沸く、風に強く安定して使える
デメリット: 全体重量が重くなる、音がうるさい

などがあります。

特に音は、強火にするほどなかなかの爆音になるため、静かな場所や早朝のテント場では気になります。




でも、この道具を扱っている感は大好きですな。
広がるゴトク、圧電式着火装置、ガス調整ツマミ…。

用途に応じてこれからも長く使っていきたい大事な道具です。


日本百名山の一つ、恵那山。
うちからは日帰りが出来る位置にあるけれど、ネットで調べて見ると頂上での展望があまり良くないらしく微妙な評価。
でも近さは魅力!ということで行くことにしてみた。


広河原口登山道へのアクセスは名古屋方面から行くと恵那山トンネル出口すぐの園原ICから。

ほぼ一本道を山の方へ向かうと、細い山道はゲートで行き止まりになる。その手前が駐車場として整備されていた。

7時前に着いたけれど、ちょうど満車になってしまったタイミング。少し下の空きスペースに車を停めた。

5月も終わりに近いとはいえ、2000mを超えるため、残雪を考慮して最初からゲイターを着用。


まずは登山口まで約20分の林道を歩く。林道は所々崩壊していたり、大きな落石によりかなり痛んでいる。
そうこうしているとやっと登山口に着いた。


ここから左下に下り、まずは川を渡る。




渡った後はひたすら樹林帯を登る。景色はほとんど見えない。




5月下旬、よく晴れた日でかなり暑くなってきた。




新緑が瑞々しい。




やっと展望が開けた!





結構草でモサモサ。





南アルプスの山並みが見える。





雪が出てきた。この雪の部分と登山道が途中で合流するけれど、アイゼンは不要。




案外景色が良くて、ちょいちょい足を止める。




また樹林帯に入る。8合目くらいからは雪道に。
気温が高く、雪は腐り気味。相変わらずアイゼンはいらないけれど、雪の下が空洞になっているところでたまに踏み抜く。




山頂到着!
噂通り周りの木が高く、景色が見えない。
この標識の目の前にある展望台に上がってみる。





登って見た景色は…




噂通り、下と変わらず何も見えない!

とりあえずこの先の避難小屋近くに最高点があるらしいので向かってみる。




避難小屋の裏に岩があり、そこが最高点のよう。早速登ってみた。




おお、ここからなら確かによく見える!




登った岩場の足元はこんな感じ。

小屋は泊まった人が居たようで、掃除の最中だった。中で昼ごはんを摂るつもりだったけれど、諦めて少し戻ったところにある広場に行くことに。

ちなみに小屋の近くには立派なトイレがあるけれど、見たことのないほど大量のハエが飛んでおり、使うのには勇気がいる…。




昼ごはんを食べたら、あっさり下山。
途中で張り出した枝で額を強打しつつ、登山口まで戻る。



かなり暑くなってきたので、川で癒される。




振り返ると恵那山。






ここからまた20分の林道歩きがやっぱりキツかった〜!


思っていたより所々で展望も開けており、緑も深くて良い山でした。
やっぱり自分で登ってみないとそのあたりはわからないですね。

ハイク中、気温がどれくらいなのか気になったことはないですか?

感覚的に暑い寒いはわかるけれど、客観的に温度がわかればレイヤードを積極的に調整したり、熱中症対策などを能動的に実施することが可能になります。
つまり温度は、知っておいて損はない情報のひとつです。

温度は手持ちのSUUNTO VECTORでも測定できるけど、腕時計のため着けていると体温の影響で正確な値にならない。これはCASIOのプロトレックとかでも同じ。
着けているのを外して、何分か待って…なんてしていられないですし。

というわけで、こんなもの買ってみました。


モンベルのトリプルゲージ。
温度計とコンパスとルーペが一つになったもの。
温度は-39度〜50度まで計測可能。

SUN社のOEMのようで、ロゴ違いの物が売ってますが、モンベルのにしてみました。なぜか MADE IN USA 推し。

ルーペ無しが定番で、色もカラフルなものがあるのですが、何となくルーペ付きのものを選択。ルーペ付きはこの白いタイプのみ。
ちなみに倍率は4倍。




ルーペ、コンパス付温度計  と書いてあるので、メインは温度計ですね。
コンパスは蓄光タイプで、暗い所で光ります。

本当は廃番になってしまったSUUNTOのものが欲しかったのですが、無い物は仕方ない。



筆記体のロゴがいいね。
"Light & Fast"

温度計は20度のところに赤い点が打ってあります。最初は色素が滲んじゃったのかと思ったけど、20度を判りやすくするためのものみたい。



裏側には、風速と気温をもとにした体感気温の表が。
風速8mで気温-4度なら、体感気温は-19度なのね。


温度計もコンパスも簡易的なものなので過信は禁物ですが、目安計測器としては使えますね。

とりあえずサコッシュかザックにつけよっと。


三重県桑名市と岐阜県海津市にまたがる多度山は、上げ馬神事で有名な多度大社の裏にある、養老山地最南端の山。

多度山だけであれば山上には公園もあり、登山道も整備されていて小さな子供連れでも楽しく登れるけれど、養老山地を縦走しようとすると直線距離で25km、トレイルを辿れば40km弱くらいにはなるであろうロングコースをとれる。

今回はその縦走コースの途中までを往復してきた。


朝9時半に健脚コース目の前の駐車場に到着。ちょうど1台の空きがあった。
下の駐車場も後1台しか停められない状態。


少し登ると動物避けの扉が。


そこから上は、林の中をひたすら登る。階段が作ってあり、しっかり整備されている。



途中にはケルンも。



10分ちょっとで5合目に着く。ここからは傾斜も少し緩やかになり、展望が開けてくる。



途中には展望台のようなところもあり、南側の景色が広がる。


もうしばらく進み、このケルンの所で右側に逸れる。
入口がわかりづらいけれど、山頂に行くなら少しだけショートカットが可能。真っ直ぐいっても山頂には行けるけれど。


トラバース気味に進む。道は狭いけど問題なし。



するといきなり公園に出る。


トイレがあるので立ち寄り、山頂へ向かう。

ちなみにこの公園、その名もヤング広場。ヤングどころか誰もいない。

真っ直ぐ進んで公園を出ると、道標が。
まずはここを右側へ。


すぐに頂上。


ここで出発からちょうど30分。
ワンコを連れたおじさんが居たので、話をしつつ10分ほど休憩。


今回は花粉なのかPM2.5なのか、霞んでしまっていた。空気が澄んでいるときは御嶽山まで見えるけど、今日は見えない。


休憩もしたので、そろそろ縦走路へ向かう。先ほどの道標を左方向へ。

まず最初の分岐を右に。ガードレールもあり、車も通れる道。





次は瀬音の森コースの方向へ。

この山、鉄塔がかなり立っており、その整備のための道が至る所にある。間違えて進んでも問題はないけれど、時間のロスになるので出来るだけ間違わないように。


いい感じ。


ちょいちょい分岐が。
石津御嶽方向へ向かう。







途中までは瀬音の森コースを辿るけれど、この標識で右手へ。



すぐに細いトレイル。


ほぼフラット。たまに緩やかな登り。
気持ちいい。様子を見つつ、ちょっとラン!


ほぼ一本道で迷うところはない。


この分岐はどちらに行っても同じところに出るけれど、行きは鉄塔側、帰りは左側から戻ってくることにした。


急斜面を登ると、鉄塔に出た。


鈴鹿山脈も見える。


ここで一輪車に乗っている人がいた。山を一輪車!?
見させてもらうと、タイヤやその他部品はMTBのものらしくかなりゴツい。さらにはブレーキまで付いていた。
すごい。

その後、先ほどの分岐左の道と合流。


トレイル脇には霜柱が。結構な成長具合。


この標識で右側に行くと、すぐに美濃松山の山頂へ行ける。


多度山からくると非常にわかりづらい。
展望はまったく無し。


あっさり戻る。

さらに分岐。ここは真っ直ぐ左手方向へ行きたくなるけど、正解は右に曲がる方向。


標識にはこんな表示。薄く石津御嶽と書いてある下の方へ。わかりづらすぎ…。


フラット〜。



ここからしばらく迷うところは無し。

目立つ鉄塔。


この先にハングライダーの発射場があるけれど、戻りのときに休憩することにして先を急ぐ。


この分岐は右へ。

ちょっとだけ急な坂もあるけど、そこを抜ければ石津御嶽の社務所?のようなところへ。


この脇を抜けて左側へ進むと、神社がある。


お参りをして、来た道を戻る。
先ほどの社務所まで来たら、石津駅側へ少しだけ下り、三角点へ。


ここが今回の折り返し地点。
ちなみにこのまま下りれば、民家の間を抜けて石津駅まで行ける。



さて、戻りますか。

さくさく進んで先ほどのハングライダーの発射場へ。
やっとお昼休憩!


今回はアルコールストーブで湯を沸かす。ガスストーブとは違って静か。


発射場に立ってみる。


気持ちよし!

足もブラブラ〜。


たっぷり30分休憩した!

さ、行こう!



ここからはたまに登りもあるけど、ほとんど下り!ちょいちょいランで進む。

…やっぱり歩くより疲れる。
でも何とか再度多度山頂上へ。


さっきより霞はとれたかな。
もう少し!






やっとここまで来た!


車に着いたときは出発してからちょうど4時間。休憩40分してたことを考えると上々かな。
でも、もっと体力をつけなければ。

お疲れ様でした。

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