2015年04月

先週に続いて鈴鹿の山へ。

先週の釈迦ヶ岳ラウンドハイクのときに地図を見ていて気になるルートを見つけていた。
そのコースは、朝明渓谷からハライド〜腰越峠〜青岳〜国見岳〜国見峠〜上水晶谷〜鈴鹿の上高地〜根の平峠〜朝明渓谷へ周回するもの。
とくに鈴鹿の上高地は平地で雰囲気も良く、テント場として利用する人も多いとのことで、そのうちデイキャンプなどにも使用するための下見も含めて行ってみることにした。


今回も出発はゆっくりめ。9時30分前に駐車場に到着。おじさんに500円を支払い、コースを伝える。
朝方まで雨が降っていたせいか、多少道が濡れているところもあったけど、天気予報では回復傾向のはず。
釈迦ヶ岳の頂上には濃いグレーのガスがかかっているけど今回は反対側の山だし、とりあえず進むことにした。

駐車場から舗装道路を歩くとすぐにハライド、国見岳への登山口の案内が。立派な橋を渡って進む。



案内に従って林道を歩く。と、目の前をシカが2頭右から左へ走り抜けた。
突然のことでビックリ!
速すぎて写真撮れなかった。



突き当たりまで進み、ここまでくると登山口。



ハライドってマイナーな山だと勝手に思い込んでいたので、登山道もあまり整備されていないかと思っていたけど、かなりしっかり整備されている。


登りやすい!
猫岳とハト峰の方角。やはり雲が出ている。


途中の展望。左側がハライド、右側が国見岳方向。鞍部が腰越峠か。かなり下って登り返すなぁ…。



いい感じ。それほど湿っぽくないけど苔むしたところも。


それにしても風が強い!
ここは遮るものがないため直接風があたり、体がふらつく。


天気は快晴。ここを登れば頂上。


着いた!のはいいけど、風が凄すぎ。立っていられないほど。


ここから腰越峠に向かいたいのだけど、道が見つからない。
行くべき方向はわかるけど、どう見ても断崖絶壁。その上風が強過ぎて探すのにもひと苦労。


結局来た道を少し戻るような位置に行き、登山道を発見。
結構わかりづらい。

ここからは激下り。一気に鞍部へ。


風は当たらなくなったのでまだマシ。慎重に下る。

腰越峠。大きなケルンと碑がある。次はあの正面に登り返し。


青岳、県境尾根方面へ。


木漏れ日が気持ちいい。ここまでくれば風はほとんど感じなくなっていた。



かなり登る。


登り切ってしまえばあとは尾根筋を進むので、あまりアップダウンは無い。
きのこ岩方面に向かう。


北側斜面には雪が残っていた。




ブナ清水へのルートはスルー。


進む方向はガスの中。ちょっと心配。


きのこ岩へはこの分岐からすぐ。



本当にきのこの形!


ここも吹きっ晒しで風がかなり強い。念のためザックを置いて空身できのこ岩のそばへ。

きのこ岩、案外デカイ。


落ちたらかなりヤバイ高さなので、早々に戻る。天気もよろしくない感じ。
少し先を急ぐ。

少し歩けばすぐに青岳へ着く。
岩があり、展望もいい感じ。



国見岳、御在所岳方向は天気が悪い。
このあと向かうんですけど…。大丈夫だろうか。


下界は快晴。
やはり山の天気は違うなぁ。


天気がどうなるかわからないので国見岳へ急ぐことにする。
景色いいけどあまり楽しまず先へ先へ。


その2に続く。

釈迦ヶ岳の山頂から縦走路に入るため、来た道を少し戻り、ハト峰方向へ。


ここからはなだらかな道。
気持ちよく歩く。




ここまでにも雪が残っている場所はあったけど、トレイルからは外れた所だったので問題無かった。
しかしこの縦走路ではチョイチョイ出てくる。


誰かめっちゃ踏み抜いてますやん。

雪の上を通らないように端を進むけど、気温が高いためどんどん溶け出しているせいで泥濘になっていた。
これを避けるために今回のルートを選んだはずなのに…。

出来るだけ避けながら進む。

目の前には猫岳が。


あっさり山頂到着。と言ってもあまり山頂感無く、写真を撮って通過。



気持ちいい道が続く。



ハト峰目指します。


トレイルが花崗岩の崩れたザレザレになっきたらすぐにハト峰。



砂山に着いた!


ここまでいい天気だったけど、休憩している間にだんだん雲が出てきた。
そういえば夕方には雨の予報だったっけかな。まだ12時くらいだったけど下山しますか。



砂山を降りるとすぐに分岐。
標識がいっぱい。


朝明渓谷に向かう谷コースを進む。



この道、ガレガレで急な上、谷筋なので水分があって滑りやすい。


途中の崩壊地。この横を進むタイミングで地震とかあったらヤバイだろうな。




うまく撮れてないけどかなり急坂。



バス停方向へ。
ここからは駐車場まで林道歩きが続く。


ちょいとランしつつ。


砂防学習ゾーンの横を抜ければ駐車場はもう少し。



到着!
これで3時間半のハイクは終了。
振り返ると釈迦ヶ岳山頂はガスの中。やっぱり早めの行動で良かった。

GWくらいまではヒルも出ないだろうし、もうちょっとスズカを楽しもうっと。

天気予報が安定しなかった週末。金曜日の夕方の予報でなんとか晴れに変わったため、先々週に引き続き鈴鹿の山へ。

金曜日が雨だったことから、泥濘になっていると思われる藤原岳と竜ヶ岳はパス。
このため、1年半ほど前の紅葉の季節にラウンドハイクした釈迦ヶ岳に行くことにした。

天気は想像以上に快晴!テンションが上がる!


朝明の駐車場に着いて500円を支払い。駐車場は本格的な登山シーズン前だからなのか、天気予報が微妙だったからなのか、9時過ぎの段階で5台程度しか車が停まっていない。

今日のコースを料金を徴収しにきたおじさんに伝える。
今日は庵座谷から釈迦ヶ岳へ行き、猫岳、ハト峰を周るつもり。


準備運動をして、出発。

途中まで中尾根コースと同じ道を進む。




すぐに中尾根コースと庵座谷コースとの分岐に着く。



標識に従って左方向へ。しばらく砂利の歩きやすい道。
沢沿いにはバーベキューもできる施設があるけど、もちろん誰も居なかった。



砂利道を外れ、本格的なトレイルへ。
基本的にこのコースは沢沿いを進んでいく。つまり渡渉が多い。
初っ端から跳びます。



日差しが思ったより強くて暑い。Tシャツ1枚だけど汗が出てくる。



しっかり歩かれているので、踏み跡も明快。加えて赤テープやマーキングもあるので、迷うことはほとんど無いと思う。



所々ガッツリ登る急登箇所があるけど、危険な所にはロープが設置されている。

そしてこの庵座谷コースのメイン、庵座の滝!
写真で見ると大したことないけど、実際は結構な落差です。


滝壺には降りず、さくっと進む。沢沿いなのでジメジメした所も多い。


ほぼ河原。渡渉を左へ右へ。


そしてまた滝。
ここは左側を進む。



そして分岐。以前来たときは真っ直ぐの中尾根に合流するコースを進んだので、今回は左へ。
山と高原地図では破線ルートで、「危」マークも付いている。


最初はなだらか。



そして急登へ…。


ここを登りきると、視界が開ける!
この後向かう猫岳方向。


そして中尾根の大ガレ方向。


天気も景色も良くてサイコー!

だったけど、この後はヤラシイ登りが待っていた…。


この写真はまだマシな方。すぐに道は細くなり、岩になり、急になり。。。


なんとか乗り越えて着いたところは、釈迦ヶ岳の最高地点。
ここに着くのか!


ここでちょっと休憩。


さて、釈迦ヶ岳頂上に向かおう。



到着。静かな山頂。
誰も居ない。


縦走路への分岐へ戻る。

まずはあの噴火の犠牲になった方々のご冥福をお祈りします。


自分はあの日の2ヶ月前に、御嶽山に登っていました。
登った日は天気も良く景色も最高でしたが、あの噴火で今はまったく違うものになってしまいました。
テレビに映し出される灰色の世界は、自分があの日見たものと本当に同じものなのか。でも記憶にある景色や建造物が映るたび、身震いするような感覚に襲われました。

このハイクの記録を載せるべきか悩みましたが、噴火により「恐ろしい山」という印象になってしまった御嶽山が、とても美しく雄大な山であったことを忘れないために、残しておこうと思います。

いつかまたあの美しい山に登り、犠牲になった方たちにお祈りできればと思っています。

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2014年のゴールデンウイーク、実家に帰った際に母親と山の話をしているときに、御嶽山の話題が出ました。

その時から近いうちに登ろうと考えていて、天気が良さそうなこの日、早朝から家を出発しました。


車を飛ばして田の原登山口に着いたのは朝6時。駐車場は広々としていますが、この時間ですでにたくさんの車が停まっていました。


完全な青空の中、雄大な御嶽山が佇む。

こんないい天気の中、ハイクできると思うとテンションが上がります。

登山口にある立派なトイレで用を済ませ、6時20分に出発!


鳥居をくぐると、まずは砂利道がしばらく続く。



白装束の御嶽教の方も多い。
中には裸足の人もいました。


少し登るとすぐに森林限界。ハイマツ帯に入る。
そしてもうこんな景色!





人も多く、所々で渋滞が発生。
団体さんが狭い登山道で休憩してたのも原因だったみたい。

火山らしく、トレイルは結構ゴロゴロで大きめの石が多い。



標高が高いため、高山病にならないよう意識して深い呼吸をしながら登る。
車で一気に2000m超まで上がってきているから、身体が標高に慣れていない。
急がず、均一のペースで。

途中には雪渓も見えるけど、トレイルから外れた場所なので問題なし。



そうこうしているうちに渋滞を抜け、王滝頂上に到着。



頂上といっても、最高点はまだ先。
登山口にあった概要図を写真に撮っていたので見返す。




ここからは八丁ダルミを越えて、剣ヶ峰へ向かいます。



植物はほとんど無くなり、まるで別の惑星にでも来たような感覚。



雲海が美しい。

御嶽教関連と思われるオブジェと像が。




振り返り、王滝頂上山荘方向を見る。



ここからは少し急登。




最後には階段が。ここが一番キツかった。

階段を上がりきったところにも御嶽教の施設らしきものが。



その目の前に頂上の標識。


出発から約2時間で到着。
二ノ池の青色が深い。

景色も最高!アルプスも丸見え!








頂上から駐車場まで見通せる。

久しぶりの3000mオーバーだけど、深呼吸しながら登ってきたからか高山病的なものはなし。

遠くには富士山まで見えた。



お鉢巡りをどうしようか悩んだけど、1ヶ月前に捻挫した足がまだ本調子じゃなかったのでアッサリやめる。

頂上で1時間ほどゆっくり過ごしていると、だんだんと雲が上がってきた。




もう駐車場が見えなくなってる。

充分山頂を満喫したため、下山開始。

八丁ダルミあたりは硫黄のにおいが強い。水蒸気を上げているところもありました。






どんどん雲がわいてきた。




途中からは雲の中へ…。


1時間40分ほどで下山!
ガレ場の上、人が多く思ったより下山スピードは上がらなかった。



山はもう雲の中。


駐車場でバスの運転手と少し会話し、帰宅しました。



いつかまた、登りに行きます。


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