台風が過ぎ去った後の3連休。当然台風一過で快晴!と思いきや、土曜日は天候回復せず雨模様で自宅待機。
せっかくの連休、できるならテント泊したい。色んな天気予報から日・月曜日は晴れると判断し、以前から目をつけていた蓼科山〜双子池テント泊のコースに行くことにした。
日曜日、朝4時過ぎに自宅を出発。中央道を走り、諏訪インターで降りた。
コンビニで食料を調達し、八ヶ岳方面を見るとなんだか雲が多く微妙な天気っぽい。
何度もチェックした「てんきとくらす」では、夜に微妙に雨が降る予報。まぁ、午前中は余裕で大丈夫でしょ、と車を走らせた。
今回は双子池テント泊のために登山口は大河原峠を選択した。テント泊装備は車に残し、軽装備で蓼科山を登ったあと車に戻って装備を整える予定だったからだ。
7合目登山口の駐車場は7時半過ぎですでに満車状態。路駐も多い。
そこをすり抜け、大河原峠に到着したのは8時ちょっと前くらい。ここもすでに駐車場は満杯だったけれど、ちょうど観光の人が車を出したので停めることができた。
しかし大河原峠に着く少し前からガスが発生しており、かなり寒い。景色もガスの中で何も見えず。とりあえず好転することを期待しつつ準備する。
右足の裏の調子は相変わらず悪い。事前の下調べでガレたトレイルであることはわかっていたので、今回はトレランシューズではなく久しぶりにガルモントのネブラスカに登場してもらった。
半年以上振りの登山靴。カビてなくて良かった!
最初は笹の間を進む。
寒いのでTシャツの下にモンベルのジオラインL.W.を着た。
雨は降っていないけど、ガスに囲まれて幻想的な雰囲気になる。
たまに急に空が明るくなったり、登ってきて飽きない。
結構急な登りが最初にあったが、途中から緩やかな登りになる。
ガレたトレイルは歩き辛い。さらに時おり現れるフラットな部分は泥濘が酷く、それを避けるために倒木が橋代わりに置いてあるのだが、かなり慎重に歩かないとドボン…。
たまに完全に浮いている木もあり、見極めが重要だった。
佐久市最高地点に着けば、休憩ポイントである将軍平まではあと少し。
そして到着。ここは7合目登山口からのトレイルとの合流地点になるため、たくさんのハイカーが休憩していた。
大河原峠からあまり人に合わなかったこともあり、ここでやっと蓼科山が百名山で人気の山であることを思い出した。
蓼科山荘前では様々なグッズが売られており、大盛況。帰りに寄ることにして少しの休憩後、出発した。
ここからは岩場の連続。かなりの急登をぐいぐい登らなくちゃいけない。
この岩登りが楽しい!リズム良く登りたいけど、一気に人が増えた分、所々で渋滞が発生していた。
ガスのせいで濡れた岩は滑りやすく、特に下りが危険。滑って転びそうになっている人を何人も見かける。
傾斜が急な分、最悪は大怪我になる。慎重に。
そんなとき一瞬ガスが晴れ、眼下の景色を見ることができた。さっきまで居た蓼科山荘が写真中央に写る。すでにかなり小さく見える。
山頂直下、森林限界に出ると岩は濡れていない。とはいえ、人の多さは変わらず。
そして蓼科山頂ヒュッテ前へ。
ここまでくれば山頂はもう目の前。
でもこんなガスガス具合…。
ガレた広場を山頂に向けて歩いていく。
薄く青空が見えたけど、それもすぐにガスに覆われた。
到着!
…どよーん…。
山頂標識は写真を撮る人で列が出来ていたけど、まぁ、記念なので並んで撮ったもらう。
風が強く寒いのでフーディニを羽織る。
風が避けられる所に移動し、休憩をとることにした。朝買ったパンを食べ、コーヒーを淹れる。
ひと息つけたので、ガスの中で少しだけ散策。
途中、一瞬だけガスが取れ、白樺湖を見ることができた。
人も多いし寒いし風強いし景色も見えなしでそろそろ退散。
行きの急登は帰りの激下り。慎重に降りていく。
まだまだ登ってくるハイカーも多く、やっぱり渋滞したけど、なんとか将軍平まで降りて記念のピンバッジを購入した。
大河原峠に向かう。
この後、パラパラと雨が降り出した。最初は木に付いた水滴が風で落ちてきているだけかと思っていたけど、何だか違う。
レインウェアを着るほどでもないかな、と思いフーディニのままで進む。けど次第に浸水してきた。撥水処理されているとはいえ、やっぱり降り続く雨の中には弱い。
帰りも泥濘を避けつつ進む。
湿度は高いけど、気温が低いので不快な感じはしない。むしろ寒い。
山と道MINIの中はパックライナーで防水済みなので安心して進む。
カンパラパックはやっぱり防水性が高いようで、中に入れたものが濡れることはなかった。
雨の中写真も撮れず、黙々と下る。
そして大河原峠に戻ってきた。
寒いので到着後すぐにトイレへ!
水洗できれいなトイレでした。
予定ではここから双子池へ向かうつもりだったけど、ここまでの風雨に完全に心が折れていた。天気もすぐには回復しそうにないし、雨の中テント設営するのも面倒な気分。
こんな状態なら諦めもつくってもんだ。
そんなわけであっさり日帰りすることに。
車で少し下ると、ガス空間を抜けて空が明るくなった。2000mくらいから上だけが天気悪かったんだね。
帰りは白樺湖湖畔のすずらんの湯に入り、高速の駒ヶ岳SAでソースカツ丼を食べて帰宅。
楽しみにしていた双子池テント泊は叶わなかったけど、久しぶりのハイクはやっぱり楽しかった!