2016年05月

2日目の予定は4時半に起床し、5時半に金峰山に向けて出発予定。

ところが隣のテントが多分2時頃からかな?ゴソゴソと準備を始め、ジッパーを何度も開閉する音が響いたため、予定よりかなり早く目が覚めてしまいました。

耳栓を今さら出す気にもなれず、悶々としながらシュラフに包まっていましたが、途中で諦めて起床。
朝食をとって準備開始します。

ここでトイレに向かったのですが、まさかのトイレ渋滞が発生!
富士見平小屋のトイレは大小1個ずつしかないため、出発時間が重なるとヤバイことになります…。
多分最大15人くらいは並んでいたかと。
途中で小屋の方が女子トイレ側も男性に開放してくれたため多少はマシになったと思いますが、かなり厳しい状況でした。

そんなこんなで出発が遅れ、6時15分にやっと出発!
今度は小屋の右側から登っていきます。


ジワジワと標高を上げていくと、途中から緑が多くなり、八ヶ岳のような雰囲気に。



朝の木漏れ日と澄んだ空気が気持ちよく、大日小屋までのほぼフラットな道をサクサクと進んでいきました。


大日小屋に到着。と言ってもトレイルから外れた下の方にあるので、上から眺めるだけ。ここで前日残ったアルファ米を食べます。朝食が軽かったので、ここまでの道のりで小腹が空いた状態でした。


栄養補給したあと、次のチェックポイントである大日岩へ出発。

南アルプスが見えるポイント。
基本的に樹林帯の中を進むので、たまに見える景色にテンションが上がりました。



大日岩に着くとまた小休憩。



ここから砂払ノ頭までは泥濘、急登、残雪、凍結の道でした。




特に砂払ノ頭の直下は完全に凍結していたので、軽アイゼンを装着。
ネットでは「無くても行ける」という意見もあったし、実際着けずに登っている人もいましたが、安全性を考えたら着けないという選択肢はありません。特に下りは恐怖だと思います。安易な意見に従うのは危険以外の何物でもないですね。
下の写真は凍結してないところ。凍結部分は集中していたので写真を撮り忘れました。


そして砂払ノ頭に到着!
急に視界が開け、目の前に南アルプス、八ヶ岳の展望が広がりました。




と、少し左側を見ると、待望の富士山!ものすごく近くに見え、一気にテンションは最高潮へ!


瑞牆山でも富士見平小屋でも見えなかった富士山。ここから頂上に行くまで、ずっと見え続けていました。

軽アイゼンを外し、ここからは稜線を歩きます。


右側は切れ落ちた崖。と言ってもトレイルはギリギリの場所を通っていないので、強風でもない限り特に問題はありません。


頂上まではそこそこのアップダウンがあります。途中、大きな岩を越えたり、残雪&凍結も少しありましたが、ゆっくり確実に進んでいきます。
下山する人とのすれ違いも厳しい場所もありました。



そしてやっと五丈岩の真横に。


瑞牆山から見えていた五丈岩に、今たどり着いたこと。遠くに見えていた目標に届いた瞬間。
そしてその大きさにビックリ!


写真もソコソコに、まずはすぐそこにある頂上へ。
頂上へは岩がゴロゴロの道を通らなくてはいけません。危険な箇所は特にないけど、苦手な人にとってはちょっとこわいかも?


風は穏やかでとても気持ちいい!


写真を撮ったり撮ってもらったりで満喫した後、五丈岩の前まで戻って休憩です。



昼寝しながら、五丈岩に登ろうとする人を眺めていました。


何人か挑戦し、途中敗退していましたが、ついに1人の方が一番上まで登ることに成功!周りから拍手が起こっていました。


自分は特に挑戦することも無く、完全OFF状態です。

充分に休憩を取った後、トイレ休憩のために金峰山小屋へ向かいます。


こちらの道は途中からソコソコ残雪がありましたが、すでにグズグズになっていたので軽アイゼンを着けずに下りていけました。

歩いてきた尾根と瑞牆山と八ヶ岳。眼下には金峰山小屋。



芸術的な石の積み方。


そして金峰山小屋に到着。


金峰山小屋のトイレはチップ制で200円、ちょっと高いなと思ったのですが、中に入って納得。すごく綺麗でした。富士見平小屋もこれくらいならいいのに…。

ここでペットボトルの水500mlを購入し、小屋の外のテーブルでコーヒーを作ってゆっくりしました。


ここからはトラバース道を通って、登りに使った稜線まで戻ります。


この道もグズグズになった残雪があり、少し歩きづらかったですが、踏み抜くこと無く行けました。



稜線まで戻ったら、あとは来た道を戻るだけ。


名残惜しい。


砂払ノ頭直下の凍結を慎重に下り、あとは富士見平小屋まで。



富士見平小屋に到着したら、まずは瑞牆山と金峰山のピンバッジを購入。
お腹が空いたのでテントに戻り、ラーメンを作ります。
食べてもそのまま休めるわけではないので、下山のための片付け。

テントを撤収してパッキングし、コースタイムで40分の道を下ります。



そして登山口に到着!
来た時はいっぱいだった駐車場はスカスカで、物を広げて片付けすることが出来ました。


この時点で無性にコーラが飲みたくなったのですが、瑞牆山荘前の自動販売機は売り切れ。
仕方なくお風呂に入る予定の増富温泉へ向かいました。
ここのお風呂は温度で分けられた浴槽が何個かあるのですが、ほとんどぬるい…。
だからこそゆっくり入って温泉成分を楽しめるのでしょうが、やっぱりもう少し熱い方がいいかな…。コーラも売ってなかったし。

後は高速に乗り、八ヶ岳PAでお土産を購入し、駒ヶ岳SAで夕食をとって帰りました。

一泊二日で百名山2つ。両方ともとても楽しい山でしたが、富士山の展望と稜線歩きの気持ちよさで金峰山がかなり気に入った山になりました。

今期初のテント泊でしたが、次はどこに行こうかな〜。

気がつけば去年の9月の常念山脈縦走から7ヶ月の間、テント泊から遠のいていました。
デイハイクはちょこちょこしていても、やっぱり山で寝たい!そんな気持ちが沸々と湧き上がってきていた中、ゴールデンウィークの休みを利用してお泊まりハイクの計画を立てました。


条件は、雪が無いこと(あっても軽アイゼンで対応可能なところ)。
となると、必然的にこの時期はアルプスは除外になります。
そんな中思いついたのは瑞牆山と金峰山を一泊二日で楽しんでしまおうというプラン!
瑞牆山荘から登れば1時間弱でテント場に着くため、今年一発目のテント泊装備でも問題無いだろうという目算です。
Webで雪や凍結具合の情報を入手しつつ準備し、天気が良さそうな5月1,2日で行ってきました。


前日は20時に就寝。起床は2時。出発は2時半の予定でしたが、なんだかんだで結局3時前くらいになりました。

中央道をひた走り、駒ヶ岳SAで休憩した後はノンストップで瑞牆山荘まで。
6時10分くらいに着いた時、無料駐車場は3,4台の空きがある程度でした。


まずは腹ごしらえ。前日購入しておいたパンと駒ヶ岳SAで購入したおにぎりをとって準備万端。

今回は2人でハイク。
久しぶりの山と道FramepackOne。2人分のシュラフと食料でP.W.は10kgほどになりました。
瑞牆山荘はすぐ近くに水場があるので、水は飲料用の500mlしか持たなくてもいいのが助かります。


6時半には出発!その前に瑞牆山荘の有料トイレに立ち寄り…。

今度こそ出発!


緩やかな道をゆっくりと歩いていきます。踏み跡というか、道はたくさんありますがどのルートを通ろうと最終的には同じところに出る感じ。


途中、目指す瑞牆山の展望がありました。案外近い。
というのも、登山口ですでに1500mほどの標高のため、山頂までは700m強登ればいいだけ。




富士見平小屋に着く少し前に、水場への分岐があったので先に寄ることに。
水は豊富に出ており、冷たくて気持ちがいい!


そして小屋に到着!まずはテントの受付をし、早速設営します。


前日からの宿泊者もまだ残っており、小屋に近いフラットな場所はあまりありませんでしたが、その中で良さそうな場所を選んで設営!


今回もエアライズ2。ポール修理してからは初設営ですが、特に問題もなく完成。
下がフカフカでペグも余裕で刺さりました。


ここでFramepackOneはお役御免。MINIに2人分の荷物を入れて出発です。
まずは小屋の左側のトレイルから瑞牆山へ。


最初は緩やかに下り、途中から急な下り坂になったと思ったら沢を渡ります。
親子ハイクの人たちもいて、小さな子どもが頑張って登っているのをみるのも微笑ましい。


沢を渡ればすぐに桃太郎岩。
想像以上にデカイ!
時間はたっぷりあるので色々写真を撮って遊ぶ!



ブレてる…。

途中鎖場を越えつつ、木の間から大ヤスリ岩が見えるポイントへ。


トレイルは岩が多くなり、ちょっと歩きづらいところもありますが、基本的には登りやすい。


鎖場では鎖を持つより木を掴んだほうが登りやすいところも。


頂上手前で少しだけ凍結ポイントがあり、そこでプチ渋滞。自分たちは安全を期して軽アイゼンを装着しました。
翌日の金峰山では着用必須になりそうなので、初軽アイゼンの同行者の練習がてら。

で、あっさり山頂到着!


風がめちゃ強い!特にこの標識周辺から右側はヤバイ!


風強過ぎでまともに立てない…。


残念ながら富士山は見えませんでした。


金峰山の五丈岩が見えました。ここからだと結構遠く感じる…。


山頂標識から左側は比較的風が弱かったのでちょっとゆっくりしました。


ジャンプ写真を一生懸命撮っている人たちを微笑ましく見つつ、そろそろ下山です。

登りやすいといっても岩だらけで段差の大きかったトレイルなので、下りはそれなりに足にダメージがきます。
実は前回の御在所岳のときに膝を少し痛めており、万全の状態ではなかったのでゆっくりと進みました。

そんな途中で、インスタでお見かけした方と遭遇!少し会話し、記念撮影(笑)
写真アップは自粛しますがとても爽やかでいい方でした。



行きにスルーしたここも通過!


ゆっくりゆっくり。



小屋到着!
朝が早かったのでまだ早いけどテントでゆっくりします。



テントは朝来たときより減ったような。


前日は朝方にマイナス6度を記録したようですが、この日はテント内で5度くらいかな。結構暖かく過ごすことができました。
とても静かなテント場で、耳栓無しで早めに就寝…。
翌日は4時半起床で金峰山へ向かいます。



普段日帰りのハイクで使用しているのは山と道のMINI。
容量25リットルのこのザックはホントに軽くて疲れないし、夏のテント泊にも使えるのでかなりのお気に入りです。


でも買ってから1年半も経つと、ほかのザックに目移りしてしまうのは仕方ないですよね?
そんなときにネットを徘徊していて見つけたのが、「ks ultralight gear」。
去年の夏頃に見かけてから、ちょくちょく情報を集めていました。

どうやらこのメーカー、愛知県の小牧市でフランス人の方が1人でやっているらしく、かなり近場に住んでいる自分は一気に(一方的に)親近感を覚えました。

Webサイトは、ベースとなるザックを選び、そこにオプションを追加していくことで、オリジナル仕様を作り上げることができるようになっています。
しかも選択肢にないオプションでも、オーナーのローランさんに相談すればかなり自由にカスタムできるとのこと。

そんなわけで自分好みのザックを妄想する毎日。大きさ、色、ポケットの素材などなど…。
そして去年の秋頃、山と道のTHREEが発売になったとき、メッシュポケットのカッコよさに心を奪われました。ks ultralight gear でオーダーするならメッシュポケットのレイウェイザックしかないと!

そしてさらにそのタイミングで、Webマガジンである「geared 」さんでks ultralight gear にカスタムオーダーする記事が掲載されました。
そこに載っていたザックが、自分が思い描いていた理想のザックとかなり近い仕様だったのです。

ポケットこそX-PAC素材でしたが、その他細かいところはまさに想像していた仕様。ちょっと悔しい気もしましたが、逆に完成像を確認できたとポジティブに考えます。

そして今年になり、ついにオーダーすることにしました。
オーダーは土曜日の夜、ローランさんから返事が届いたのは次の日の朝。少しのやり取りを行ない、決済したのはその日の夜でした。決済はローランさんのメールからペイパルでお支払い。

【オーダー仕様】
①Ks 30 X-pac vx07 white (torso 53 cm) 15100 JPY
 →30リットルサイズ、生地はVX07で背面長は53cm。

②Shoulder strap dyneema+ pocket dyneema 1000 JPY
 →ショルダーストラップとサイドポケットはダイニーマ素材。

③Cargo front pocket strong mesh + dyneema tape custom open 2000 JPY
 →フロントポケットはストロングメッシュで大容量タイプ。上部をダイニーマで補強。

③Front 6 loops + bottom 6 loops 500 JPY
 →ショックコードを付けるため、フロントに6ヶ所、下部に6ヶ所のギアループ。

④Removable 25 mm belt 0 JPY
 →ウェストベルトは取り外しできる25mm幅テープのもの。

⑤Bottom part of back cordura 500D 0 JPY
 →ボトム素材はコーデュラ500D。

⑥Back in 3D mesh 1600 JPY
 →背面に3Dメッシュを追加。

⑦13 mm sternum strap included = 0 JPY
 →スターナムストラップは標準の13mm幅テープ。

Total 20200 JPY + TAX 8 % + 1000 JPY for ship

消費税、配送料を含めて合計22816¥でした。

発送の連絡が来たのは決済から6日後。噂通り早い!!
そして届きました。自分好みの見た目のザック!



早速重量を測ってみると、390gほど。とりあえず使用しないウェストストラップを外せば、
380g程度です。結構軽い!

X-PAC素材はコシがあるので、ガバっと開いて荷物をぽんぽん入れられるのでとても楽。
ただ、フレームはないのでその代わりに山と道のミニマリストパッドを4つ折りにして背面に
入れています(背面長と比較してちょっと長いので、そのうちバックパッド15+を購入して入れ替えるつもり)。

そのほか、家にあったショックコードとコードロックをギアループに取り付けてスリーピングパッドを外付けできるようにし、
スターナムストラップを市販のオレンジ色のホイッスル付きのものに交換しました。
これで自分仕様のKS 30が完成!



で、何度かハイクで使用してみた感想を。

まず、背面長を合わせて製作されているため、自分の背中にしっくりと乗ります。


ただ、山と道のMINI(背中の上部、肩甲骨あたりで背負う感じ)と違い、背中全体で
背負うことになるので、その背負い心地はまったく異なるように感じます。
自分はMINIに慣れてしまっていたせいか、かなり下のほうで背負っているような感覚さえありました。
MINIと比較するとこんな感じのサイズ感。



背面には3Dメッシュを追加したため、思ったほど蒸れはありません。
重量的にも重くなるし、値段も高くなるので一番どうしようか悩んだところではありましたが、
結果的にはあって良かったと思っています。

フロントポケットはさすがの大容量。いろんなものを入れてもまだまだ入る。
かといって汚く見えるのも嫌なので、整理しつつ使用しています。
とりあえずデイハイクでのレギュラーは、Ridge Mountain Gearのトラベルポーチプラスと
行動食を入れたナルゲン、Trek'sのテーブル、Buff、グローブといったところ。
まだまだ余裕。


クロージャーは巾着タイプですが、X-PACが結構固いので、絞るのも面倒。
そんな時はくるくる巻いてストラップでパチン。
外せばすぐに中にアクセスできるし、最近はこの閉め方が気に入っています。
まぁ、荷物が少ない時限定ですが。


30リットルの容量ですが、実際にはもっと入りそうなので、オーバーナイトのハイクにも余裕で使用できそうです。
そんなわけで一泊の荷物を入れてみました。



マットはザックの前側に取り付け。
結構パンパンに入ってます。
中身はこんなの。


トレッキングポールを抜いて5kgだったので、水と食料を足したらP.W.は7kgかな。
マットが無駄に2つになってるけど。


Webサイトが少しわかりづらいため、どのようにオーダーすればよいのか迷いましたが、
ローランさんにメールで連絡をすれば丁寧に対応していただけます。

もし気になった人がいれば、一度連絡をとってみてはいかがでしょうか?
選択できるオプションや選べる生地もだんだん増えているので、自分だけのオリジナルのザックをオーダーすることができますよ!

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