カテゴリ: 中央アルプス

せっかくのお盆休み。ゆるハイクでテント泊をしようということで、途中までロープウェイまで行ける木曽駒ヶ岳にロックオン。

でも、2014年の夏はホントに天気が悪くてネットで天気予報を調べる毎日。休みに合わせて何とか天気が大丈夫そうなタイミングを見計らい、行ってきました。


8月18日早朝、まだ暗いうちに自宅を出発。中央道に乗り長野県に入った頃には、弱い雨が降り出してきました。
ガスも出てきたため、車の運転を慎重にしつつ駒ヶ根ICを降り、菅の台バスセンターに到着したのは朝7時頃。
駐車場はさすがにお盆休みを過ぎた平日のため空き気味でした。

天気は回復傾向だけど、山の方を見るとまだガスの中。天候の好転を期待しつつ準備をします。


バスとロープウェイの乗車券がセットになったチケットを購入し、バス停で待ちます。
到着したバスに乗車し、山道をロープウェイのあるしらび平駅までGO!
細い山道ですが、運転手の超絶テクで大きなバスでも問題なし。ただ、結構クネクネなので車酔いし易い人はキツイかも。

しらび平駅に着くと、すぐにロープウェイに並びました。周りを見るとテント泊装備らしきデカザックの人がチラホラ、日帰り登山者と観光客が半々くらい。
ロープウェイは結構な混み具合で窓際をキープできない上、ほとんど身動きできなかったため、写真を撮る余裕はありませんでした。

で、8時過ぎに千畳敷駅に到着!


気温は15℃。さすがに標高が高いので涼しい。

まずは登山届を記入して提出し、外の様子を伺う。…うん、雨だ。
ここでしばらく思案。まだ8時だし、ゆっくり準備しつつ頃合いを見て出発しよう。

トイレを済ませ、売店でお昼ゴハン用のソースカツサンドを購入。レインウェア
の上だけ羽織り、出発したのは9時。



雨は上がっていたけど、ガスはまだまだ。
でも着いた時よりは景色が見えてきた!

まずは散策路を歩いて登山口へと向かいます。



青空も出てきた!


そして登山口へ。
見るからに登山装備じゃない人も登っていましたが、高山だからそれなりの装備が必要だと思います。いつまた天候が悪化するかわからないしね。



登り始めるとどんどんガスが晴れてきました。



オットセイ岩とやら。
確かにそれっぽい形。



振り返ると絶景!


乗越浄土に到着。ここまでは300mほどの高低差です。
お腹が空いたのでさっき購入したソースカツサンドを食べて休憩。



それにしてもサイコーの景色!


お腹もいっぱいになったことだし、出発!
宝剣岳は次の日に登ることにしてスルー。山荘を越えて中岳へ。


ちょっとした登り返しで中岳。



ここを下ると今日のキャンプ地の頂上山荘テント場。


ガスの動きが早い。ガレ場を慎重に下り、テントの受付へ。


事前に調べたところ水が自由に汲めるとのことでしたが、ポンプが壊れたので水が欲しい時は言ってください、と、受付の方。

また、荷上げのヘリが来るので山荘近くにはテントを張らないで、と。

そんなわけでちょっと離れた所で、要塞のような風除けの壁がある所に陣取る。


振り返って中岳。


テントで少し休憩したあと、駒ヶ岳へ向かう。
道はガレているけど歩きやすい。

頂上の鳥居が見えてきた。



頂上木曽小屋も。


そして山頂へ。




ガスだらけで写真が白飛びしちゃう。



ガスは多めだけど素晴らしい景色。たっぷり30分くらいは頂上を満喫しました。

名残惜しいけど再びテント場へ。





このあとはゆっくりダラダラ。
ガスのため夕焼けは見ることができませんでした。
夕飯を摂り、19時くらいには就寝しました。


夜中に他のテントからの声で目が覚めました。テントの外に出てみると満天の星空!天の川もハッキリ見える!
そして流れ星まで!
コンデジでは星空が映らなかったのが残念…。



寒くなってきたのでまたテントに入り、再度眠りに。

その後未明から雨が降り出し、風も強くなってきました。風除けがあるのでそれほど問題ありませんが、目が覚めたあとはなかなか眠りにつくことができませんでした。

そのまま朝になりましたが、天気は一向に回復する気配なし。せっかくですが宝剣岳は危険なため諦めて下山することに。
朝食を摂り、レインウェアを着て撤収作業…。雨と強風の中はキツイ…。

その後はさっさと千畳敷駅まで降りましたが、悪天候のため写真は一切なし。
駅あたりでやっと雨も止んできたけど、真っ白で景色も見えない。

ロープウェイ、バスを乗り継ぎ、駐車場まで戻ったらお風呂とご飯!


最後はキツかったですが楽しいテント泊でした。

でもこのハイクで痛めていた足が悪化。
しばらくハイクに行けない状態になってしまいました。。。

日本百名山の一つ、恵那山。
うちからは日帰りが出来る位置にあるけれど、ネットで調べて見ると頂上での展望があまり良くないらしく微妙な評価。
でも近さは魅力!ということで行くことにしてみた。


広河原口登山道へのアクセスは名古屋方面から行くと恵那山トンネル出口すぐの園原ICから。

ほぼ一本道を山の方へ向かうと、細い山道はゲートで行き止まりになる。その手前が駐車場として整備されていた。

7時前に着いたけれど、ちょうど満車になってしまったタイミング。少し下の空きスペースに車を停めた。

5月も終わりに近いとはいえ、2000mを超えるため、残雪を考慮して最初からゲイターを着用。


まずは登山口まで約20分の林道を歩く。林道は所々崩壊していたり、大きな落石によりかなり痛んでいる。
そうこうしているとやっと登山口に着いた。


ここから左下に下り、まずは川を渡る。




渡った後はひたすら樹林帯を登る。景色はほとんど見えない。




5月下旬、よく晴れた日でかなり暑くなってきた。




新緑が瑞々しい。




やっと展望が開けた!





結構草でモサモサ。





南アルプスの山並みが見える。





雪が出てきた。この雪の部分と登山道が途中で合流するけれど、アイゼンは不要。




案外景色が良くて、ちょいちょい足を止める。




また樹林帯に入る。8合目くらいからは雪道に。
気温が高く、雪は腐り気味。相変わらずアイゼンはいらないけれど、雪の下が空洞になっているところでたまに踏み抜く。




山頂到着!
噂通り周りの木が高く、景色が見えない。
この標識の目の前にある展望台に上がってみる。





登って見た景色は…




噂通り、下と変わらず何も見えない!

とりあえずこの先の避難小屋近くに最高点があるらしいので向かってみる。




避難小屋の裏に岩があり、そこが最高点のよう。早速登ってみた。




おお、ここからなら確かによく見える!




登った岩場の足元はこんな感じ。

小屋は泊まった人が居たようで、掃除の最中だった。中で昼ごはんを摂るつもりだったけれど、諦めて少し戻ったところにある広場に行くことに。

ちなみに小屋の近くには立派なトイレがあるけれど、見たことのないほど大量のハエが飛んでおり、使うのには勇気がいる…。




昼ごはんを食べたら、あっさり下山。
途中で張り出した枝で額を強打しつつ、登山口まで戻る。



かなり暑くなってきたので、川で癒される。




振り返ると恵那山。






ここからまた20分の林道歩きがやっぱりキツかった〜!


思っていたより所々で展望も開けており、緑も深くて良い山でした。
やっぱり自分で登ってみないとそのあたりはわからないですね。

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